maimai_jp's blog

twitterでは書ききれないことなどをこちらに。

映画大好きポンポさん、の感想。

多少ネタバレあり。出来るだけ明示はしないよう気をつけたつもりではあるけど。


たぶん、原作を読んでない方が楽しめたんだろうなって。

とにかく物語の構成として面白く、また映画のテクニックがオマージュとして随所にあって映画好きにも楽しめるネタが詰まっていて、コンテンツとして楽しめた。それは間違いない。

けど、「あのオチ」は「あのフリ」を踏まえてのことであって、ただセリフだけを残したのでは意味がぼやけてしまった印象で。

なんだろう、偶然そうなったのか、必然的にそうしたのか、よくわからなくなってしまった。映画版オリジナルの流れがあるがゆえに、原作ではすんなり理解できる「フリ=そうする理由」が直結しなくなってしまった感じがして。

「あのオチ」へのフリは、編集完了のタイミングで確かに見せていた。原作を知ってる人はニヤリとすると思う。けど、それを見逃した初見の人には優しくない。

別にオリジナルの流れは悪くなかったというより、生っぽさを演出してて良かった。原作未読の人には殊更刺さると思う。

自分の感じている「あのオチ」への勿体なさ感が「スッキリ」を邪魔してしまっている。それが残念でならない。

どう終わらせればよかったんだろうか。納得できたんだろうか。

せめて、構成を変えるかリフレインさせるか、「あのオチ」の直前に「あの人に届いた」「最後まで見てくれた」ことを示唆する試写室のカットを差し込んで、その象徴としての「あのオチ」を持ってくるとか、かな。


まあ、もっと文句を言いたかったというか、not for meかよと思ったのは、編集作業の抽象化として用いたあの表現についてだけど。

マリーンならマリーンらしく、マイスターならマイスターらしく、編集作業はそういったメタファーとして表現すべきじゃないんかいと。なんで何一つ文脈として出てきてない、あんな描写をしたんだ。

俺のジーン君はあんなことしない。解釈違いすぎて、コレにした責任者出てこいって思った。見ててなんか辛かった。

マリーンでミスティアにせめてマシンガンじゃなくチェーンソーでも持たせてれば、まあその流れでアクションするなら許せた気がする。それ抜きであのアクションは感覚的落差が大きすぎたんだ。


本当、演出としてジーン君とブラドックが行き来する表現は、うわー映画っぽいって感じで面白かったんだよ。だからこそ、またあの表現かよクソって思ってしまったんだよ。

次々とパートを変えて移っていく主旋律の演奏者に、コンダクターが次々とタイミングの指示を出すかのように、シーンの切り替えを行っていく様を重ねて、それこそ劇伴にカット数から何から合わせてもらえるよう発注して、それらが一つのスコアへとまとまっていくような感じがよかったんじゃないか。


まあ、当事者じゃないから何とでも言えるけどさ。コストやら構成やら必要なCGへの加工やら、恐らく絵コンテを切る作業には、そういったコスト実現性も必要なんだろうし。

いずれにせよ、ポンポさんがさらに話題になって映画上映中に見に行こうとする人にアドバイスするなら、未読なら未読のまま行った方がいい、既読ならオチを忘れて別物としてみた方がいい、かな。

続・Unity-Chanのキャラクター立ち絵パックを「宴」用にインポートカスタムしてみた

maimai-jp.hatenablog.com

前回「Unity-Chan! コーゲンシティ・オールスターズ キャラクター立ち絵パック Vol.1」をビジュアルノベルツール「宴」にインポートしやすいようエディタ拡張しましたが、こちらの立ち絵パックのVol.2/Vol.3が提供されたので、同様に対応してみました。

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Unity-Chanのキャラクター立ち絵パックを「宴」用にインポートカスタムしてみた

画像ファイルのパスにキャラクター名とその表情を紐づける作業。
面倒じゃないです?

ということで、配布する時点や実際に使用する時点でそれらを済ませてあったら使いやすいなー、と思って作ってみました。

このパッケージさえインポートすれば、あとはExcelだけをいじればOK!
というところまでを目標に、Editor拡張を試作したものになります。

 

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UniRx4.8以降で作るUIサンプル【長押し編】

Web上にあるUniRxのサンプルうごかねぇぇぇぇぇぇえええ!!!!

と、一時間ぐらいでサクッと作れると思っていたコントローラ操作まわりの実装のためにAsset縛りGameJamの一日目を潰しました。どうもこんにちわ。

というわけで、とりすーぷさんの以下の記事にもありますが「UniRxの記述方法が大幅に変更されて」います。

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えいごのおべんきょう:Unity Gear VR Gameのパフォーマンスを搾り出せの続き

続きが来てたので、対訳形式で翻訳してみるその3です。

Blog — Squeezing Performance out of your Unity Gear VR Game Continued | Oculus

Squeezing Performance out of your Unity Gear VR Game Continued
Unity Gear VR Gameのパフォーマンスを搾り出せの続き

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えいごのおべんきょう:Unity Gear VR Gameのパフォーマンスを搾り出せ

対訳形式で翻訳してみるその2です。

Blog — Squeezing Performance out of your Unity Gear VR Game | Oculus

Squeezing Performance out of your Unity Gear VR Game
Unity Gear VR Gameのパフォーマンスを搾り出せ

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